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執筆者の写真Office TANUMA

鳥、虫、魚


季節も変わろうとしている今、コロナ禍でも何か新しいことに挑戦したくなる人もいるかと思う。

そうしたときに役立つのが視点を変えてみることだ。

その例えとしてよく言われているのが、「鳥の目」「虫の目」「魚の目」。


まず、「鳥の目」。

これは空飛ぶ鳥のように高い所から対象物を俯瞰して見ること。

ちょうど鳥瞰図のように周辺の情報も踏まえたうえで対象を捉えることができるので、大所高所に立った冷静な判断ができるであろう。


次に、「虫の目」。

これは木や葉についている虫のように対象物にくっついて至近距離で見ること。

詳細情報までしっかり把握することができるはず。

一般に、経営者としては鳥の目のような視点で判断を、現場スタッフはお客様を虫の目のような丁寧さで対応を求められる。

もちろん、優秀な経営者はその両方を持ち得る。


さらに、「魚の目」。

これは川に住む魚のように、上流から下流へと時の流れを知るかのように、時代の潮流を見ることとされている。

私のクライアントさんは主に一人経営者なので、一人でこの三つの目を駆使して経営判断をしていかなければならない。

しかし、これは経営者だけではなく、個々人が自分のキャリアや生き方を模索するときにも大いに役立つと思う。


調べてみるともう一つの目があった・・・。

「コウモリの目」だ。


逆さにぶら下がるコウモリのようにまるっきりものの見方を変えてみることも大切だというのだ。

大きく価値観が変わろうとしている現代ではこれもまた大切な目なのであろう。




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