いやいや、大変勉強になりました。
あの高級チョコ「ゴディバ」の日本法人社長ジェローム・シュシャンが大切にしているという「正射必中」。
これは、正しい手順で射られた矢は必ず的に当たるという弓道の教えを表した言葉だという。これを実践した結果が売上3倍の日本法人の成功だという。
「ゴディバ」というと高級であまり身近には感じられなかったが、現在ではアウトレットモールにも出店し、ドリンクなど新商品も開発。
コンビニでも買えるものがあるなど、高級感と親しみやすさと本来の美味しさを兼ね備えることを実現している。
この言葉を聞いて、結果ばかりを意識して、そこに至るまでの道程を軽視しているかも知れないと反省した。
日本の社会全体が成果主義に偏り、情報化・スピード化が進み安易に結果を求める傾向があるようにも感じていたが、そこへの戒めをフランス人の弓道家である同社長に教えられた気がした。
しかし、いざこの考えを自分に置き換えるとなると、これだけ成功への近道について情報が氾濫しているなか、正しい手順や正しい方法を見い出すのは少し難しい。
この社長からはそこへのヒントももらえた。
「売り上げを目標にすると必ず失敗する。お客のことを本当に考えてよい商品をつくれば結果は必ずついてくる。」
以前の日本的発想だと感じた。
少し時間は掛かるかもしれないが焦らずいこう。
「ゴディバ」の丁寧に作られたチョコレートをひとつひとつ大切に味わいながら・・・。
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