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下り坂

執筆者の写真: Office TANUMAOffice TANUMA

緑に囲まれたダムの周りを駆け抜けるマラソン大会に参加してきた。


スタートしてからいきなりずっと上り坂。

緑の中の空気はおいしいがなかなか進まない。

一生懸命に上っているつもりでもなかなか進まない。

けれども、その一歩はわずかながらでも上っているのは確かだ。


その後も、上ったり下ったりでなかなか平坦な道はない。

つらいので、「これは経営と同じだ。」などと他のことを考える。


お客様や周囲の人たちから信用を得るのは、なかなか進まない上り坂を登っているようだ。

しかし、頑張れば着実に小さな信用は得られると思う。

ビジネスもまた上ったり下ったりでなかなか平坦な道はない。

何かがうまくいったと思えば、そうでないところでトラブルがある。


マラソンに戻る。

この大会では最後の数キロは下り坂。

私はマラソンの下り坂は好きだ。楽に速く走れる。

それまでコツコツと上ってきた高さから風を受けながら気持ち良く下ることができる。


しかし、自分の実力以上の速さなので膝に負担がくるので注意が必要だ。

マラソンならいいが、経営にとって下り坂は要注意だ。

それまで築いてきた信用もあっという間に台無しにしてしまう。

怖い。

もう一度自分に言い聞かせる。下り坂は楽だが要注意だ。






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