ニューカレドニアのマラソン大会に参加してきた。
「天国に一番近い島」とされるこの島、キャッチコピーに負けないくらいに素晴らしかった。
自然の恵みはもちろん、それを守ろうとする人々の意識が素晴らしい。
ビーチをはじめ街なかもゴミが落ちていない。
ベーカリーでも商店でもポリ袋を提供することはない。
街を走る車もどこかのんびりしていて、横断歩道に立つと必ず止まってくれる。
歩行者優先が徹底している。
普段の自分のせかせかした生活が恥ずかしく感じてしまう。
そんな島でのマラソンもやはりのんびり。
制限時間はなく最終ランナーがゴールするまで待ってくれる。
もちろん、自己ベスト、入賞、優勝を目指して頑張るもよい。
つまり、タイムや順位だけではなく自分なりにやればよいのである。
懐が深い感じがした。
この大会で優勝したのは日本の川内優輝選手。
顔をしかめながら全力でゴールを目指す姿も印象的であったが、
大会前後の気さくで懐が深い感じに人として魅力を感じた。
サインにも応じてくれ、書き加えてくれたのは「現状打破」。
私自身は久々に気持ちよく走れたがタイムはふるわずであった。
何かを打ち破れるかよりも、打ち破ろうと努力することが大事と自分に言い聞かせてなぐさめた。

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