にわかでありながらも充分以上に楽しませてもらったラグビーワールドカップ2019日本大会が終わった。
日本代表チームの試合はどれも感動的であった。
それ以外の試合で最も印象に残ったのは準決勝戦のイングランド対ニュージーランドだ。
エディー・ジョーンズHCの「この試合のために2年半準備してきた。」との発言は興味深かった。
HC同士の対戦前の舌戦かなと思っていたがそうではなかった。
試合前のニュージーランドのハカに対抗してV字形に並んで迎え撃った。
今大会をとおして最もフォトジェニックなシーンだと思う。
大胆な行動にニュージーランド選手の闘志に火をつけてしまったかと思ったら、
イングランドが試合開始早々にトライを決める。
その後も次々と得点を重ね堂々たる勝利であった。
この試合以降、準備という地味な言葉がとても好きになった。
私自身、毎年出ているフルマラソンに今年はいつも以上に準備を重ねて出た。
そして、いつになくうまく走れた。
スポーツ選手は口をそろえて「練習はウソをつかない」などというが、久しぶりに体感できた。
しかし、いくら準備をしてもそのとおりにならないことの方が圧倒的に多い。
ビジネスの世界も同じだ。それでも、準備を重ねておくと心が落ち着く。
ことわざにも「人事を尽くして天命を待つ」とあるではないか。

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