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愚者の金

何ともインパクトのある言葉だった。

「愚者の金」だ。

鉱物についての会話で、黄鉄鉱(パイライト)という石について説明を聞いている中で別名として突如出てきた。


硫化鉱物の一種というその鉱物は、鉄と硫黄からなり、淡黄色に輝く見た目から金と間違えられることがあるという。


ゴールドラッシュ時代のアメリカでは新天地で金を探していた人たちがこの黄金色に輝く鉱物を見つけて成功を早合点してしまったり、高価でその山を買ってしまって大損したりしたという。


さすがに現代の我々は金鉱石を探すことはないと思うが、その代わりに数ある情報の中から得する情報・儲かる情報を探しているかのように見える。


さらに、情報の中にはフェイクニュースも混じったりしている。


そして、その情報を手に入れると我先と飛びつく様子も散見する。流行に敏感になるのは悪いことではないが、情報を見極める力・審美眼を身につけたい。






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